複眼思考’s blog

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コロナの折に投資の基本『つみたて投資』を考える 

  

 

基本的な投資は、「 つみたて投資」いわゆるドルコスト平均法を使った積立投資です。

毎月決まった日に・決まった金額を・決まった投資信託等を購入して積み上げていくです。

 

給与天引きだとかお給料が出た日あるいはその翌日に決まった金額を差し引くということで、月収の1割だけは(あるいは2割でもいいのです)使わないお金として積み立てていく。そこにまた配当が生じたりして毎月毎月積み立てることによって複利効果も発揮していくのです。

「黄金の知恵」とも言われています。

 

あまり 恣意的に考えないで、決まったルールに基づいてやる。自分の弱い意志が働かない程度に積みあげていく。そうするとたとえ強い意志を持たなくても知らず知らずのうちに積みあがるのです。

 

でも「投資と言われても、今までやったことがないし、よく分からないな」という方もいらっしゃると思います。でもとりあえずこの記事を読んでいる・たどり着いている方は、もう考え始めていらっしゃる。基本的なことはもう学んでいる・最後の踏ん張り・ひと踏ん切りがつかないという状況かなと思います。

 

したがって例えば手取り20万円の人が月収の1割といえば2万円になるわけですけども、それ以外のお金は使っていいんだよ、ということを自分に許しておくと気が楽になりますよ。

 

また決まった金額を積み立てていくので、投資対象の基準価額が低い時にはたくさん買うことができて、基準価額が高い時には少ない量だけ買うといった、自動調節が効くのです。

先ずはやってみる。自分で「この金額なら元本が一時的に減ってもいいや」と思える金額からやっていくでいいのです。最初は先に挙げた1割の更に10分の1の、2000円でもいいではありませんか。積み立てていくうちに実績をみて、「ああ最初からせめて1万円にしておけばよかったな」と思ったら、そのときから1万円にしてもいいのですし、2万円にしてもいいのです。

 

さて、このコロナで世の中が大騒ぎ始めた2月のこと3月のことを考えてみましょう。

確かに株価は大きく下がりました。その時に国が政府が力を入れて守ったものは何だったでしょうか。我々生活者がこれを支払わなければならないから大変だと思ったのは何だったでしょうか。

 

弱者である労働者が大変だ、フリーランスの人たち・お店を構える小売業・外食産業の人たちが大変だ、家賃を払わなければならないから大変だ、ということで特別給付金が支給されましたね。労働者の雇用を守るためにも、中小企業から大企業まで資金繰りを助けないといけない。

日銀が大きく金融政策を緩和しました・政府も大きく財政を支出しました。

もちろん経済が破綻しないように、基本は「今の資本主義を守る」だったのではないですか。

大きな金融・財政政策がなされて、一番効果を発揮したうちの一つは、株式市場が暴落後に破綻しなかったことではないですか。経済の体温であるともいわれる株価は大きく値を戻しました。今となっては経済の実態を反映していないのではないかと云われるほど、株価だけが圧倒的な勢いでその値を戻していますね。この株価はまた弱者であるところの労働者の年金を支えるものでもあります。年金が人質に取られているようにも思われます。

でも本をただせば、資本主義の源・資本金です。この守られているものに投資をすることで、私たちの資産も守られるということなのです。